2013年12月31日

97歳 あまりに早いさよなら

おひさしぶりです!
今年のことは 今年のうちに
書き記しておきたいことがある(^_^)


ホームヘルパーをしています。
お別れした方のことは書いておきたいと思っています。

97歳の方がこの世にさよならを告げても、決して早くはありません。
でも、それにしても早かったな・・・
今年は夏にそんなお別れがありました。

ちょっと長くなるので分けて書きますね。



「来週からデイサービスに行くことになったので、送り出し頼めるかな?」
電話があったのは、私が夏休みの帰省からもどった翌日でした。

「ヘぇー 97歳今からデイサービスデビューですか?」
フラフラの体調になってから半日以上、集団の中にいて座っていなければならないって大変なことです。
長女の娘さんと同居。昼は仕事で留守なので、一人で過ごす。今まで自室で好きな態勢でテレビのそばにいました。
気が向けば将棋やカラオケの老人クラブに行っていた。でも、最近、体が自由に動かせなくなってきてコケて顔や頭をよく打っていた。
ご家族より転ぶと危ないから、外出禁止!
ところが、フラフラでトイレお風呂もしんどくなってきても、なかなか誰であってもお世話をさせてくれない。
頭はしっかり、そのような性格の方が時々いらっしゃいます。
前に書いた腎臓機能が衰え、逆流性食道炎もあった方です。
根性あります。
病院の眠剤飲み過ぎて足りなくなったら、タクシーで買いに出かけてた。でも、この夏は必要な薬の調整もここ1ヶ月くらいできなくなってたみたいで、薬が残っていたようです。

今後のデイへの送り出しとは別に、今度の土曜日、家族さん留守なのでお昼のセッティング、なにもなければ一品つくるとかだけど、並べるだけなら30分で、行ける?
OKしました。


土曜日 娘さんの姉妹の誰かは交替で必ずいるので、めずらしい週末のヘルプでした。
訪問すると、むくみというより手の甲にふわーっと水がたまったようになってました。
前日下痢してたみたいで他のヘルパーがお世話をした形跡がありました。
交換した洗濯物がいっぱい
あちこちに汚れが付着
私の顔見るなり、
「オムツはさっき替えた」 と
「わしの好きな牛乳とか果物とか冷蔵庫になにも入ってないんや」と。

あら・・・
ヘルパーがいつも作って行くおかずは冷蔵庫にいっぱい入ってる。
皮むいたりんごが2切れ
これではだめですかと聞くと首を横に振る。
「2日も3日もほったらかしにして」
完全に怒ってる。

「冷蔵庫のおかずで食べられるものありませんか?」と聞くと、
「2日も3日もたったものは食べたくないんや」
めずらしく興奮気味に怒りをぶちまけてる。

「買ってきます! なにがいりますか? なにがたべたいですか?」とお聞きすると、
「かしわやな」
「かしわってモモとかでいいですか? どうやって食べます?おじやとかしますか?」
「ごはんにいれてもいいし、焼いてもいいし」
「はい。牛乳、かしわ、果物ちょっと買ってきます。果物はスイカでいいですか?」

ふだんは牛乳が2本くらい入っていた。でも、それは娘さんの分かと思っていた。
お父さん、牛乳飲んでたんや・・・
果物はカリウムが多いのでヘルパーが買うのは禁止だった。
それでも家族さんが調整するのかスイカやメロンやりんご、
トマトもヘルパーは買えないものだったけど、冷蔵庫には常にあった。
けど、今日はたしかになんにも入ってない
一応事務所に連絡
後でどうしてそんなことした?とかなるといやだから。
確認して決めたとメモを残せば、まあ責任を追求されることもない。
で、ベッドの汚れ物交換して下洗いして、前日分の下洗い済みも入れて
洗濯機を回して買い物へ
帰って、まずスイカ1/8を半分、たべやすいところを2切れお皿にのせ
端っこは皮もとって乱切りにしてパックにつめて冷蔵庫へ
チキンを焼く
唐揚げ水煮用4切れ 焼いてちょっと塩して盛り付ける
他には缶詰のミックスフルーツを使って、牛乳寒天を3つの器に作ってみた

なにをどう食べるか 食べたいのかわからない。
冷蔵庫の作り置きおかずではダメだというのだから、つくらなければ。
今年はじめの責任者産休の間、年末年始は断っても電話してくるので大変だった。
負担の大きかった料理の作りまくり ヘトヘトになるから苦手だった。
でも、週1日だけは引き受けることになった。
いったいお父さんどれくらい食べてるんですか?
私たち今までいったいなにやってきたんやろ?
いつもと同じ、疑問はそこへたどりついた。
もっとお父さんがのぞむ援助をして、身体の援助に近づきたいと訴えていた。
いづれはトイレもお風呂もひとりではムリになる。だれもお世話できないんじゃ困る。
いよいよその時がきたんですけど、やっぱり困っていた。
で、考えついたのがデイサービスだったよう。

「来週からデイサービス行くんですか?」
その時はまだはっきりは決めてないとお父さんはおっしゃいました。
私が洗濯物干してるあいだに、冷蔵庫からスイカ2切れをだしてきて、
鳥肉4切れもムシャムシャとほっぺをふくらまして一気にめしあがりました。
ちょっとビックリ。そのように意欲的にめしあがる姿を見たのは、私が援助しはじめてはじめての光景でしたから。
結局はそんな姿を見る最後になるんですけど。

「しっかりいろいろしたいんですけど、時間がありません。すいません。
みんな仕事で忙しく働いてますから。トイレもキレイにしましたしね。夕方には娘さん戻りますからね」

そうして、ヘルプを終えました。
8/24のことでした。

つづく・・・





posted by U-sap at 11:31| エンディングノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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