2012年06月29日

やっぱり53◯◯さんが好きだったものは・・・

なめらかプリンかな・・
ん?

なめらかプリンは最後の最後まで冷蔵庫にありました
足りなくなりそうならヘルパーが買い出し行って
毎日毎日、朝も夕もそれはそれは100コ?200コ?
何個食べていただいたかしれません
酸っぱさ、塩辛さ、ムリになっても甘いもの
もともと甘いものがお好きだったのかなぁ
それもよくわかりません
ある時、他のヘルパーが聞いたのかcoopの小包装になった
バームクーヘンが買ってあった
バームクーヘンはもともとお好きだったと
でも、もうのどが通らない 食欲ない
封も開けずにおきっぱなし
そこで、いつものメニューが食べられなくなってきた時、
牛乳とはちみつで食べてみませんか?
2回くらい食べていただきました
一度目、お湯でひたしてはちみつをかけた
「甘さ素通りします?」

二度目に牛乳にたっぷりはちみついれてひたし、また上からかけたら
「脳天にきました?」
「あ・ま・い・・・・・」
「ああ届きすぎですね。すいません」
笑いました

そうして、やっぱりやっぱりあの日最後に口にしたのは
なめらかプリン
「もうひとつたべましょか」っておっしゃいました
絶対に口にしようとしてくれるんです
心配で覗き込んだら
「だいじょうぶですってぇ」
弱々しくてもおっしゃいました
私がお会いした最後です・・・
最後の思い出って人と人の間にはなにかしらありますね

他にも思い出すことがある
ポーチに3種類の目薬を入れていた
タオルで顔を拭いた後、毎回必ず点眼していた
時間差で2種類点眼する 眼圧を下げるための紫の袋は寝る前
そのポーチが行方不明になり、さがしつづけたことがありました
いつもベッドから落ちていて、たいていはあったんですけど
ゴミ箱にでも落ちたのかな? 結局なくなってしまいました
なくなったことをとても気にしてた
それは長男さんが買ってくれたものだったから
ところが、そのポーチを病院から戻った時に手にしていたので
あったんですか?
と聞くと、
「息子がまた買ってきてくれたの」

「やさしい長男さんですね」

寝ている首まわりにいつもしていたマフラーも息子さんが買ってくれたもの
必ず襟元に置いて帰ってきました
やっぱり、53◯◯さんの一番の宝物は上の階にいた息子さん
だったと思う あたりまえかな?

ポーチをにぎりしめることができてよかった
私がはじめて身体介護をさせてもらった経験として
忘れられない53◯◯さんです
短い期間でしたけど、ありがとうございました

HI3H0221-1ss.jpg
ヘルパー活動でウロウロするうち
左大文字がよく見える所を発見
京都市内は高低差が大きい
意外でした(^_^)
posted by U-sap at 16:47| エンディングノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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